2005年 08月 01日
東京都世田谷区で2000年暮れ、会社員の宮沢みきおさん(当時44歳)一家4人が殺害された強盗殺人事件で、警視庁成城署特捜本部が、犯行は韓国人によるものではないと断定し、犯人像を「事件当時、京王線沿線で生活していた若者」と絞り込んだことが、31日分かった。発生から4年7か月が経過し、捜査は大きな転換点を迎えた。 また犯人が現場に残したものと同じトレーナーのうち、都内販売分は10枚で、うち9枚分の購入者が特定されていないことも判明。特捜本部は1日、都内でこのトレーナーを販売した4店の場所を初めて公開し、購入者の割り出しを急ぐ。 この事件では、宮沢さん方に残されていた足跡から、犯人がはいていたのは韓国製テニスシューズ「スラセンジャー」で、サイズは28センチだったことがわかっている。このサイズの同製品は、国内では販売されていなかったことから、特捜本部は当初、韓国人による犯行の可能性も視野に入れて捜査を進めてきた。 しかしその後、現場に残された犯人の生体情報などの捜査資料をもとに、韓国警察当局と情報交換を進めた結果、特捜本部は最近になって、「韓国で生まれ育った人物の犯行ではない」ことを確認した。 一方、犯人が宮沢さん宅2階に脱ぎ捨てていったトレーナーと同じものが、事件当時、宮沢さん一家や周辺住民らが普段から利用していた京王線沿線の、若者向け衣料品店2店でも売られていたことがわかった。 このトレーナーは灰色地で、両袖と丸首部分が紫色になっている「ラグランシャツ」と呼ばれるもので、テレビドラマで人気タレントが着ていたことから当時、若者の間で流行。00年8月から事件発生までの5か月間に、中国から国内に約2200枚が輸入されていたが、現場に脱ぎ捨てられたものと同じ色で同じサイズ(Lサイズ)は、全国で約130枚しか販売されていなかった。 このうち都内では、京王線京王八王子駅、同線聖蹟桜ヶ丘駅、JR荻窪駅、京成線青砥駅の近くのテナントビルに入居する衣料品店4店で、計10枚しか販売されていなかったことが判明。特捜本部は現在までに購入者1人を特定。購入者が特定できていないトレーナーを9枚にまで絞り込んだ。 これらの捜査状況について、特捜本部は〈1〉犯人は流行のトレーナーを着ていた〈2〉トレーナーは宮沢さん方から最寄りの京王線の沿線で売られていた〈3〉宮沢さん宅の2階風呂場の高窓から侵入しており、運動能力が高いと考えられる——ことなどに着目。犯人像を「事件当時15歳以上」で「当時、京王線沿線に住んでいた」若者と絞り込んだ。 特捜本部は1日から、都内でトレーナーを売っていた4か所をホームページなどで公開するとともに、京王線の車内にも広告を出して情報提供を求める。 (2005年8月1日9時4分 読売新聞) 世田谷区一家殺害 犯人特定か 東京都世田谷区の一家4人が00年12月30日に殺害された事件で、 18日発売の月刊誌「新潮45」(新潮社)が、 ソウル在住の韓国人男性(33)の指紋と事件現場に残された 実行犯の指紋が合致したとの記事を掲載する。 犯人の指紋という決定的証拠がありながら事件の捜査は難航。 2年以上が経過し、事件の風化が指摘される中、 報道をもとに捜査が急展開する可能性もある。 韓国内で入手されたこの男性の指紋と、 世田谷の指紋とを警察の鑑識OBに照合してもらった結果、 「同一の可能性が高いと言って差し支えない」と判断されたという。 男性は、事件の10日前に来日し、事件翌日に台湾に出国している。 01年11月に韓国国内で同誌のインタビューを受けた後、男性は姿を消したという。 02年秋に台北市内で地元経済人や宗教関係者、政治家と会っていたとの目撃情報 があるが、 行方は分かっていない。 archive
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