2006年 01月 25日

歴史研究への米参加拒否 中国「北東アジアは特殊」

 中国外務省の孔泉報道局長は24日、ゼーリック米国務副長官が提案した日米中3カ国による歴史共同研究について「北東アジアの歴史は特殊性がある」として事実上拒否する姿勢を示した。

 報道局長は、この特殊性は「中国、韓国、日本に直接関係する」と指摘、日中韓3カ国による共同歴史研究を進めることが「われわれの基本的主張だ」と述べた。

 中国は昨年11月の中韓首脳会談などを通じ、歴史問題で韓国と連携し日本に対処する姿勢を強めている。日韓の同盟国である米国が歴史問題に介入、歴史問題で北朝鮮も含めた北東アジアの「対日統一戦線」が乱されることへの懸念が米国参加拒否の背景とみられる。

 ゼーリック副長官は北京の米国大使館で記者会見し、温家宝首相らとの一連の会談で日中関係について協議したことを確認。日中両国関係には「明らかにある程度の緊張が存在する」とする一方、「両国には、広範囲に共通利益を有しているとの認識もある」と強調し、米国として良好な日米中3カ国の関係に向け努力したいと述べた。

 孔局長はまた、最近、日中韓の学者が教科書の共同制作などを通じ「有益な試みを行っているのは喜ばしい」とした上で、日中韓3カ国が積極的に歴史研究で協力すべきだとの立場を強調した。

 ゼーリック副長官は昨年9月の講演で、小泉純一郎首相の靖国神社参拝など歴史認識問題で対立する日中関係打開のため、日米中3カ国の歴史学者による歴史共同研究の開始を提案。日本を訪問していた23日にも3カ国が歴史学者らによる対話を始めるよう提起していた。(共同)
(01/24 19:01)
歴史研究への米参加拒否 中国「北東アジアは特殊」
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by thinkpod | 2006-01-25 02:59 | 未分類


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