2005年 10月 21日

韓国すり団被害急増

 東京都内で発生した今年一−九月の韓国人グループによるとみられるすり被害が千百五十二件に達し、昨年同期に比べて八割近く増えたことが警視庁捜査三課の調べで分かった。現金自動預払機(ATM)で入力される暗証番号を盗み見てから、利用者の後をつけてキャッシュカードを抜き取る手口が目立つ。UFJ銀行のATMコーナーで隠しカメラが見つかった事件についても、捜査幹部は「すりグループによる新たな手口ではないか」と分析している。

 十月七日夕、さいたま市大宮区のスーパーの地下駐車場で、同市内の無職男性(81)が車の助手席に置いた手提げバッグからキャッシュカード入りの財布を盗まれた。

 韓国人男女四人組=うち三人は逮捕済み=の手口は巧妙だった。男性の車のそばで急病を装って男が倒れると、もう一人が「大丈夫か」と介抱する。男性の注意がそれたすきに仲間が財布を盗み取った。女は少し離れて見張りをしていた。

 このグループは、スーパー近くの銀行のATMで、現金を下ろしている男性の背後から暗証番号をのぞき見し、犯行に及んでいた。「銀行帰りを狙う『途中狙い』の一つ。暗証番号を確認し、カードも手に入れる周到さだ」と捜査幹部。

 東京、千葉、埼玉の三都県では、九月にUFJ銀行の無人ATMコーナー十数カ所で、相次いで隠しカメラが見つかっていたことが十八日明らかになった。捜査幹部は、カードのすりやひったくりを狙うグループが暗証番号を盗み見る代わりに盗撮していた可能性があるとみている。

 隠しカメラで暗証番号を盗撮しただけでは現金引き出しなどはできないが、カードをすりとる手口と組み合わせれば現金の引き下ろしができる。

 一方、同課の調べでは、今年一−九月のすり被害は四千七百九十七件で前年同期より23・6%減った。半面、手口などから韓国人すり団の犯行とみられる被害は77・2%増えたことが判明。同時期に逮捕された外国人すり犯四十七人中、韓国人は二十七人と六割近くを占めた。

 韓国人すり団は見張り役、妨害役、抜き取り役と役割を分担し、大勢が出入りするスーパーや駅など被害者を容易に取り囲める場所で犯行に及ぶのが主な特徴。捜査幹部は「被害者の八割は女性で、銀行からスーパーに買い物に行くパターンが多い。財布を上着に入れる男性とは違い、バッグに入れるので抜き取りやすいのだろう」と話す。

 警察庁によると、韓国人すり団は、韓国でクレジットカードが普及し現金を持ち歩く人が少なくなった一九九〇年代に日本に流入し始めたという。
東京新聞 10/20
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by thinkpod | 2005-10-21 03:32 | 社会


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