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2005年 10月 15日

西新井病院名乗る男性「数人の拉致関与」 特定失踪者調査会へ証言

 警視庁による家宅捜索の行方に期待を寄せていた団体があった。拉致問題に取り組む「特定失踪(しっそう)者問題調査会」だ。捜索先のひとつとなった「金万有科学振興会」が西新井病院(東京都足立区)に入居し、この病院の元関係者を名乗る男性が、調査会が「拉致濃厚」とする藤田進さん=当時(19)=について「拉致に関与した」と、調査会に告白していたためだ。

 「一九七六(昭和五十一)年前後、埼玉、千葉、東京方面で一人の男性が拉致された」「若い男性の拉致を手伝わされた」

 昨年十一月、こんな電話が調査会にかかってきた。翌月、調査会のメンバーは電話してきた男性と接触した。男性は「自分で拉致したのではない」としながらも、具体的な内容を話し出す。

 「千葉県にある西新井病院の関連施設に監禁されていた男性を複数の仲間と一緒に車で、糸魚川(新潟県)まで運び、別の人物に引き渡した。男性は泣いていた」「ほかにも女性二人の拉致を手伝わされた。二人は袋に入れられ、顔は見えなかった」

 犯行に加担した理由を「脅された」と説明し、自らを「西新井病院で車の運転手をしていた」と明かした。

 衝撃の告白をした男性は同月中に、再び連絡してきた。「男性は藤田進さんだ」。藤田さんは東京学芸大に在籍中の五十一年二月七日、「警備員のアルバイトで新宿に行く」と埼玉県川口市の自宅を出た後、行方不明になっていた。

 「自分自身日本人であり、良心の呵責(かしゃく)に堪えかねた。自分が関与した藤田さんは、何とか助け出したい」。男性は反省の言葉ももらした。

 調査会は今年一月にもこの男性と面会したが、翌月から連絡が途絶えた。「詳細な説明を求めると、はっきりしないところもあるが、全部うそとはいえない」(調査会)。北朝鮮から中国に脱出したとする男性が藤田さんとみられる人物の写真を所持し、鑑定でも「藤田さんと同一人物の可能性が高い」とされた。十四日の会見で、調査会は「今回の捜査が、拉致問題の解決の手がかりになることを期待したい」とコメントした。

 捜査関係者によると、この男性は警視庁公安部にも「拉致に関与した」と説明。犯行を指示された人物や、藤田さんの身柄を渡した人物の名前も述べたという。

 西新井病院は、一九八七(昭和六十二)年の大韓航空機爆破事件で服毒自殺した北の工作員「蜂谷真一」こと金勝一=当時(69)=の偽造旅券につかわれた情報を入手したとして、公安部が行方を追っていた李京雨工作員が昭和六十年、肝臓がんで一時入院していたとされる。病院はこの日、会見を開き、「拉致には無関係。調べたが、そういう(証言をした)人が職員だった事実はなかった」などと話した。
平成17(2005)年10月15日[土]
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by thinkpod | 2005-10-15 03:40 | 社会


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