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2005年 10月 15日

シリコンバレー様変わり ここはアジア?

中・韓・印ITエリートが続々

 世界のIT(情報技術)産業の牽引(けんいん)役だった米西海岸のシリコンバレーが様変わりしている。米国の起業家に代わり、ここ数年、中国やインド、韓国といったアジアのITエリートたちが職を求めてこの地に押し寄せ、IT系企業を立ち上げる例が増えているからだ。そのせいで不動産の価格も高騰。全米屈指の値上がり率となっている。(ロサンゼルス 岡田敏一)

 シリコンバレーの玄関口、サンノゼの国際空港から車で西に約二十分。中国系が激増しているクパティーノという地域では、外観こそ米国風の一戸建てだが、玄関に盆栽風の松の木などの植木鉢を並べ、オリエンタルな雰囲気を演出している家が多い。

 そのすぐ北東、サニーベールとサンタクララの境界一帯では韓国系が増加。近くのショッピングモールのビデオレンタル店に入ると、全商品のタイトルがハングルでかかれていた。空港からサンノゼ市の中心部に向かう路面電車の乗客も三分の一ほどがアジア系。

 「シリコンバレーの人口がどっと増えたのは一九九五年からの五年間ですが、その後、アジア系の流入が目立ってきました。昨年から一年間でシリコンバレーの不動産価格は約15%も値上がりした。値上がり率は全米屈指です」。当地で二十年前から不動産業を営むデイブ・メウニアさん(46)はこう話す。

 サンノゼ市によると、同市の全人口のうちアジア系が占める割合は二〇〇〇年が26・9%(約二十四万人)だったが〇三年には28・9%に。三年間で約五千八百人増えた。中でも多いのがインド人、中国人、韓国人だ。

 インド系が増えている地域、サニーベールで服屋を営むインド人、ラジエシ・グプタさん(30)は三年前、当地にやってきた。近くのIT系工場でメモリー・チップを作る仕事に就いて資金をため今年五月から開業した。

 グプタさんは「インドは英語教育の水準も高く優秀な人材が多いが国内に良い就職先がない。そこで職と一獲千金を求めここをめざす人が増えています」と説明する。「IT系はヤフーやアップルコンピュータのように、他産業より成長速度が著しく速い。一発当てればもうけも大きい。いつかはIT系企業を起業したい」と力を込める。

 実際、成功する例は着実に増えている。九六年に中国人とインド人のITエリート二人がサンタクララに設立した「ウェブエクス」。この企業はインターネット・サービスを手掛け、〇三年四月、米経済誌フォーブスが「ナンバーワンの急成長を遂げるIT企業」と評された。

 当地のコンサルタント業者、ジューン・チョイさん(34)も「中堅のIT企業はシリコンバレーに千−二千社あるが、最近一番増えているのはアジア系です」と話す。

 しかし、ソフトウエア販売大手、アジャイル(九五年設立、本社・サンノゼ市)の場合、同社に勤務してノウハウを得たアジア系のITエリートが母国に戻り、同社の現地法人立ち上げに尽力する例が増えている。

 当地の台湾系ベンチャー・キャピタル大手「CDIBベンチャー」の最高経営責任者(CEO)、エミリー・チャン氏(50)は「数年のうち、アジアのITエリートのUターン現象が始まるかもしれません」と予想する。
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by thinkpod | 2005-10-15 17:49 | 国際


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