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2005年 09月 27日

「中国の侵攻」も想定 陸自計画判明、北方重視から転換

2005年09月26日10時19分

 日本有事やテロへの対処など陸上自衛隊の運用構想を定めた「防衛警備計画」に、中国による日本攻撃の想定も含まれていることが分かった。尖閣諸島への侵攻と、中台紛争に伴う在日米軍基地や自衛隊施設への攻撃を挙げている。防衛庁・自衛隊が中国との軍事衝突の対処法を検討していることが明らかになったのは初めて。旧ソ連の侵攻に備える「北方重視」の防衛構想からの転換をうたっている。ただ、日本攻撃については、北朝鮮による攻撃の可能性を「ある」としているのに対し、中国は「小さい」としている。

 防衛警備計画は陸上幕僚監部が作成。最高機密の「極秘」指定で、04〜08年度の5年間に起こり得る事態を分析し、部隊運用の構想を盛り込んだものだ。これを踏まえて具体的な作戦に関する「事態対処計画」が作られ、さらに全国の部隊配置や有事の際の運用などを定めた「出動整備・防衛招集計画」が年度ごとに作られる。

 防衛警備計画では北朝鮮、中国、ロシアを「脅威対象国」と認定。日本攻撃の可能性について、北朝鮮は「ある」、中国は「小さい」、ロシアは「極めて小さい」とし、「国家ではないテロ組織」による不法行為は可能性が「小さい」とされた。

 中国については(1)日中関係悪化や尖閣諸島周辺の資源問題が深刻化し、中国軍が同諸島周辺の権益確保を目的に同諸島などに上陸・侵攻(2)台湾の独立宣言などによって中台紛争が起き、介入する米軍を日本が支援したことから中国軍が在日米軍基地や自衛隊施設を攻撃――と想定。中国側が1個旅団規模で離島などに上陸するケースや、弾道ミサイルや航空機による攻撃のほか、都市部へのゲリラ・特殊部隊(約2個大隊)の攻撃も想定している。

 自衛隊の対処として、(1)では九州から沖縄本島や石垣島など先島諸島へ陸自の普通科部隊を移動し、上陸を許した場合は海自・空自が対処した後に陸自の掃討によって奪還。(2)では、先島諸島に基幹部隊を事前配置し、状況に応じて九州や四国から部隊を転用する。都市部へのゲリラ攻撃に備えて北海道から部隊を移動させたり、国内の在日米軍や自衛隊基地など重要施設の防護のため特殊作戦群などの派遣準備をしたりする方針も盛り込まれている。

 北朝鮮は中国より脅威レベルが高く、経済や米朝関係悪化などが原因で紛争が起きた場合、在日米軍基地と日本の政治や経済の中枢機関を狙った弾道ミサイル攻撃や、2500人規模の武装工作員などによるテロ攻撃がある可能性を指摘。ロシアについては、日ロ関係悪化などを引き金とした弾道ミサイル攻撃や北海道への小規模な着上陸侵攻などを想定している。

 こうした事態が複数、同時に起きる可能性も指摘している。

 日本攻撃の際は、いずれの場合も在日米軍や米本土からの応援部隊と共同対処する一方、核攻撃の抑止や対処は引き続き米国に期待するとしている。

 〈防衛警備計画〉 想定しうる日本攻撃の可能性を分析して自衛隊の運用構想を定めたもので、統合幕僚会議が立案する「統合防衛警備計画」と、これを受けて陸海空の各幕僚監部が策定する「防衛警備計画」がある。今回明らかになったのは陸自による計画。こうした計画については、いずれも最終的に防衛庁長官が承認しているが、その性質上、計画の存在自体が極秘とされている。


どうした自衛隊!!

26日の朝刊には“いやな事件”が2件も報道された。
産経新聞によると、海上自衛隊横須賀基地所属の22歳の海士長が大麻取締法違反で逮捕されたという。「(神奈川)県警はこれまでに同容疑で同基地所属の自衛官5人を逮捕していた」というからこれで6人になったわけである。なぜか海上自衛隊に、麻薬所持事件が多発しているが、抜本的対策が採られていないのではないか?どうした海上自衛隊!!
又、朝日新聞には“腰を抜かさんばかりの”の記事が出た。「『中国の侵攻』も想定、陸自計画判明、北方重視から転換」という見出しだったから、いつもの白書並みの内容かと思ったのだが内容を読んで驚いた。「陸上自衛隊の運用構想を定めた『防衛警備計画』に、中国による日本攻撃の想定も含まれていることがわかった」とあるように、この記事は陸上自衛隊の「極秘文書」を報じたものだったからである。
事実、記事の中には、「防衛警備計画は陸上幕僚監部が作成。最高機密の「極秘」指定で、04〜08年度の5年間に起こりうる事態を分析し、部隊運用の構想を盛り込んだものだ」と平然と解説されている。この記事程度の内容は、市販されている防衛白書にも“丁寧に”解説されているが、問題は「極秘文書が朝日新聞社に流失又は漏洩した」ことにある。朝日らしく、中国に関する部分をことさら強調しているが、この新聞社の建物内には中国政府の“新華社通信”が同居しているのである。しかも中国寄りで有名な「ニューヨークタイムズ」も同居しているというから、当然「文書」はそれぞれの支局の関連部署に「コピー配布」されていると見るべきだろう。一体陸上自衛隊の「保全体制」はどうなっているのだ! 海上自衛隊の不始末もさることながら、こちらの方が国家安全保障上より重大である。
航空自衛隊もその昔、苦い経験がある。昭和38年度総合防衛図上研究で「演習秘密」に指定された文書がそっくりそのまま朝日新聞記者に“盗まれて”、当時社会党代議士であった岡田春夫議員の手に渡り、1965年2月10日の衆院予算委員会で「暴露発言」され大問題になった、いわゆる「三矢事件」に関連したからである。研究内容は今では当り前のことだと理解されているが、当時は「シビリアンコントロールを危うくする」として社会問題化したのである。そして統合幕僚会議事務局の勤務場所で文書を盗まれた航空自衛隊幹部は厳重に処罰されたが、文書を盗んだ記者は「窃盗罪」で捕まることはなかった。
ところが、当事者であった岡田春夫元議員が1986年2月14日付の「週刊朝日」誌上で、得意げに笑みを浮かべた写真と共に、記者の問いに次のように語っている。
Q・「三矢作戦の質問には相当準備したんですか」
A・「かれこれ一年ですよ。だってね、あれは防衛庁詰めのある新聞記者の人が、『これは本物だろうか、見てくれんかな』といって資料を持ち込んできたものなんですよ。その人はまだ新聞社の現職幹部だから名前は伏せておくけど、とにかくそれを読んでいくと大変なことが具体的に書いてあった」
Q・「文書を最初に見たときにどんな気持ちだったか」
A・「いや、余りにも良く出来ていたんで、何か私を陥れるためにでっち上げの文書を持ってきたんじゃないか、とそんな感じさえしました。ところが調べていくと、完全に資料が揃っていなかった。その後抜けているのを他のところから補充して、全部で1400ページになった。補充したものの中に防衛庁の文書番号がついているものがあって、これは本物に間違いないとなった。秘密を守るということで、私はそれを全部手書きで写しましたよ。それで時間が掛かった」
Q・「資料の入手先については?」
A・「防衛庁の担当官の机の上にあったのを持ってきたらしく、そんな大変なものだとは知らなかったんだよ。当時は反響が余りに大きすぎて、その後10年くらいは防衛庁もそういう研究を表立ってやれなくなったものね」
この対談を読むと、役所の事務室から「秘密文書を勝手に持ち出した新聞記者」は窃盗犯ではなく英雄扱いであり、スパイ行為を働いた岡田氏達が皮肉にも「秘密を守るために」手書きしたと得意気に語っているのだが、どこかが狂ってはいないか?大東亜戦争開始前の重要な時期に、我国の国家機密をソ連に流していたゾルゲ、尾崎秀美を「先輩」に持つ新聞社らしく、今でも「自国を敵の手に売り渡すこと」に罪の意識どころか生き甲斐を覚えているように思える。かって中国の研究者が私に「朝日新聞」のことを「お宅のチョウニチ新聞」と言った意味が理解できる。
防衛庁は、今回の「事件」を重視し徹底的に調査して欲しい。三矢事件の時の様に、犯人を追求する事無く被害者(といっても油断したのだから自業自得だが)を一方的に処罰するような、腰が引けた対応を取るべきではない。朝日新聞社内に立ち入り検査し、「国家最高機密文書」を手に入れた関係者を国民の前に引きずり出すくらいの覚悟でなければ、日本国の防衛は根底から崩れかねない。他方、現役自衛官も規律を厳正にし、保全体制を厳重にして欲しい。国民の信頼を裏切っては絶対にならない。
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by thinkpod | 2005-09-27 04:18 | 政治経済


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